最近インプット過剰気味ですが、会社で同僚に誘われたので、6/7に開催されたAdobe主催の「解析しないと!」にさくっと参加してきました。第一回目は予定があっていけなかったのですが、今回はちゃんと会社のバックアップ体制のもとで行えるようになったというあんけいさんの私的(?)勉強会です。
表参道の会場は、真っ白なセミナールームにAdobeの製品が展示されてておしゃれな感じでした。

テーマは運営側と制作側は何を考えて歩み寄るのかです。
まずはCS5とSiteCatalyst の連携の話からスタート。
CS5の以下のツールがSiteCatalystと連携したよという話。
・Dreamweaver
・Flash Catalyst
コーディングなしで表現力豊かなインターフェイスやインタラクティブデザインを制作
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・Flash Builder 4
オープンソースの Flexフレームワークを使用して、クロスプラットフォームのリッチインターネットアプリケーション(RIA)やコンテンツをすばやく開発
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1行もASを書かずにTest&Targetなど SiteCatalystと連携した効果測定が可能になったとのこと。これまでは10時間ほどかかったのか数分でできるようになったみたい。
■個人的な疑問
Flashの編集を行うのはデザイナーや Flashオーサライザーで、解析はマーケッターが行う状況で、Flash上のインターフェースからA/Bテストを行える環境というのは非常に数が少ないのでは??SiteCatalystを導入する規模の企業で社内にサイト担当者以外にFlashを触れる人間がいないと実現できない気がします。
続いてあんけいさんのお話。解析をしやすいサイト構造とは
・ハイレベルサイトマップで、ユーザー導線を想定しながら設計するとよい
・運用時も、導線構造を意識して行うことでPDCAを回しやすくなる
Jesse James Garete(Ajaxを命名した人)が提唱しているVisual Vocabularyもハイレベルサイトマップの例 以下コンセントによる日本語まとめ↓
http://www.concentinc.jp/ia/visvocab/
・ページの内容は1ページ1テーマで作ると解析しやすい
LPを実際に改善した事例

続いては、ぐるなびウェディング 館田さん
「Engagement」という言葉がはやっている。Engagement=企業側とユーザーの繋がりやキズナを指すがまずは作り手側と企業側が繋がることが重要
現状の企業側と作り手側
・作り手側 = 言語化しにくいクリエイティビティ
・企業側 = 定量化しにくい費用対効果
この二つを可視化するのがアクセス解析のはずだけど、なかなか実践しにくい
成果に繋げるためのEngagement
・作り手側=テストを前提としたクリエイティブの提案
例えばバナーの制作なら、コンセプトとともに2案を作るとか
・企業側=テストを前提とした予算確保と企画進行
例えば、画像一つでもA案とB案でどちらがよいかを感覚で議論するよりもA/Bテストをして決めていくことを前提とすることではるかに効率的に効果の高い方を選択できる
実際にぐるなびウェディングにはSiteCatalystが入っており、バナーのクリエイティブなどをTest&Targetで検証しながらPDCAを回している。という事例の紹介がありました。
館田さんの考える理想の企業側と作り手側
・企業側 = 制作するために必要な情報(これまでの数値的な情報など)はすべて開示することが大事。
・ 作り手側 = とりあえずこんな感じでデザインしてみましたは×
開示された前提条件の中で、なぜこのデザインにたどり着いたのか。そこにどのような仮説が含まれているのかをちゃんと言語化している提案は強い。
■個人的な感想
非常に分かりやすく優れたプレゼンテーションでした。今後制作側は、お客さんのPDCAサイクルの中に入っていく(結果へコミットしていく)という意識を持つことが必要になってくるのだろうなと感じました。そのためには、しっかりとお客さんの状況を把握し、与えられた情報で足りない場合等は積極的にお客さんから情報を引き出すような前のめりな姿勢が大事かもしれません。
最後は、楽天清水さん 納品後の運用改善が大事
自身のサイト「実践 CMS*IA」をベースにした仮説検証の実例と作り手側に求められることに関する考察です。
セッション資料がもうアップされていたようなのでリンクはっておきます。http://www.cms-ia.info/products/adobe-station-5/
・サイトリニューアルを行う際、作り手側は何かの仮説に基づいてサイトを構築しているはず。
↓
・しかしながら、納品されると殆どの場合その仮説は検証されることなく終わってしまう。
↓
・運用後、コンバージョンが下がったりPVが減少したりと問題が発生してから新たな仮説を立てている状況が多い。
・作り手側は納品物が、仮説に基づく「未完成品」という認識をもち、納品時にどのような仮説が含まれているかを顧客に伝える努力をすべきである
・ 何を考えて今回のサイト構築に至ったかを企業側と共有し、テストが必要な部分もしっかりと隠さずに伝える。
・うまく仮説を共有していくことで、場合によっては運用や解析も受注できるチャンスが生まれ、これこそがノウハウとして蓄積できる部分である
・これまでの「上手に作るノウハウ」から「目標達成のためのノウハウ」へのシフト。これが今後作り手側に求められる。
■個人的な感想
制作してからが始まり。という意識、目標達成のためのノウハウへのシフトはまったくもってその通りだと感じました。サイト公開後の状況を定期的にヒアリングするというのは、作り手側の成長材料としてはこれほどよいものはないんじゃないか。というほど貴重な情報だと思います。
以上何気なく参加して勉強会でしたが、非常に内容が濃く学ぶべきものがたくさんありました。(個人的には特に後半でテンションupしてました。)

mizmo · 2010/06/09 14:54
解析しないと! に参加してきました http://mizmo.net/?p=60